水越修五郎は、いつの日か主演を夢見るエキストラ俳優。しかし、何年も目が出ず、失敗の連続の日々。そんなある日、一緒にエキストラ出演した、育子と出会い、意気投合する。期待していたTV出演も、出番がカットされ意気消沈した脩五郎は、母の七回忌に帰った故郷の九州で、その香典を盗み出し、育子の公演のチケットを大量に買い、育子を喜ばせる。公演当日、終演後に一緒に食事をしようと待つ修五郎だが、育子は明け方近くに帰り、その舞台の演出家と関係を持った事を告げる。ショックを受けて育子の前から去る修五郎。一方育子は、メキメキと頭角をあらわしていく。
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