黒川高校ホラー文学研究部の結季は、放課後の緊急部会で、部長であり彼氏でもある佐野から、ホラー文学専門誌『J-HORROR』の文学大賞の佳作に、部員の綾美の作品が選ばれたと聞かされる。しかし、その受賞記念パーティーに佐野が付き添うと言うから心穏やかではない。
そんな折、学祭に向けて、同人誌『暗闇』の制作に取りかかることになった部員たち。誌面の特集について話し合っていると、部員の神木沙耶が学園七不思議をテーマにしたらどうかと提案する。そして、沙耶は、この学校に密かに伝わる噂をみんなに伝えるのだった。その噂とは「学校の物置部屋にある絵馬掛けに、嫌いな人の名前を石に書いて包帯で吊すと、ホーリー様と言う呪いの執行人が現れて天罰を与える」というもの。その七不思議を面白がって聞く部員たちであったが、結季は綾美への嫉妬心から、その呪いの儀式を実行してしまう。翌日、足を引きずって部室に現れる綾美を見て驚く結季。しかし、結季の些細な勘違いがきっかけで佐野と綾美の仲を疑ってしまい、結季は再び、物置部屋の絵馬掛けにお願いしに行く。
「綾美に、もっと凄い天罰を与えて下さい…」 しかし、その願いは結季が考えている以上のものだった—。
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